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德田靖之弁護士56周年講演 飯塚事件・菊池事件

  • 執筆者の写真: 林田医療裁判
    林田医療裁判
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

德田靖之弁護士人生を語る実行委員会は、徳田靖之弁護士活動56周年記念連続講演会第7回「飯塚事件・菊池事件」を大分県大分市金池南一丁目のホルトホール大分の大会議室とZoomで開催します。

第7回「飯塚事件・菊池事件」2025年5月25日(日) 14:00開演 16:00終演

飯塚事件-誘拐殺人事件、4つの証拠と疑念

菊池事件-証拠不十分での逮捕、ハンセン病を理由とする特別法廷


第8回「德田靖之、人生を語る」2025年6月21日(土) 13:00開演 16:00終演

伝えておきたいこと(伊方原発訴訟・平和について)を交えながらシリーズのまとめ「80歳、人生を語る」


徳田弁護士は冤罪事件に取り組んでいます。菊池事件の再審請求を担当しました。菊池事件は1952年にハンセン病患者と報告され、熊本県の国立ハンセン病療養所「菊池恵楓(けいふう)園」に入れられた男性が元役場職員を殺害した容疑で逮捕されました。男性は無実を訴えましたが、療養施設内の特別法廷で死刑判決を受けました。再審請求をしましたが、3回目の請求が棄却された翌日に死刑が執行されました。


徳田弁護士は狭山事件の石川一雄さん追悼講演会でも「差別が冤罪(えんざい)を生んだ~狭山事件と菊池事件」と題して講演しました。講演では狭山事件と菊池事件の重なる問題点を指摘しました。

「(1)捜査機関が取り返しのつかない致命的な失策を犯した=狭山では身代金を奪いに来た犯人を取り逃がし、菊池では被害者が狙われる可能性がありながら保護を怠った(2)捜査機関による証拠の捏造(ねつぞう)が考えられる=狭山では、最重要証拠の被害者のものとされる万年筆は事件1カ月後の3回目の家宅捜索で唐突に見つかったが、インクは被害者が使っていた種類と違っていた。菊池では、凶器は草刈り鎌とされていたが、解剖所見で短刀とされると、指紋、血痕のない短刀が発見された(3)両事件とも身内を逮捕するという脅しによる強引な取り調べが行われた」(隈元浩彦「「裁判所を変える戦い」 狭山事件・石川さんの追悼講演会」毎日新聞2025年4月6日)


徳田弁護士は「狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西」(2025年2月24日)でも「狭山事件と菊池事件 冤罪としての共通の構造を探る」の題で講演しました。徳田弁護士は両事件とも偏見と差別が作り出した冤罪であり、捜査機関による証拠捏造の疑いがあると指摘しました。

「菊池事件では殺害の凶器とされた草刈り鎌が凶器でないとの法医学鑑定が出た後、血痕も指紋も付着していない短刀が農作業小屋で見つかった。狭山事件では被害者が所持していた万年筆が石川さん宅での2回の捜索で発見されなかったのに、逮捕から1カ月以上過ぎた3度目の家宅捜査で勝手口の鴨居の上から発見された」(平野次郎「「狭山事件の再審を実現しよう市民のつどい」大阪市で開催 第3次請求山場へ」週刊金曜日2025年3月14日号)


ハンセン病問題から私が学んだもの

薬害エイズ問題から私が学んだもの

徳田靖之弁護士56周年記念講演 ハンセン病

徳田靖之弁護士56周年記念講演「HPVワクチン薬害訴訟」

差別が冤罪(えんざい)を生んだ~狭山事件と菊池事件


徳田靖之弁護士活動56周年記念連続講演会第7回「飯塚事件・菊池事件」
徳田靖之弁護士活動56周年記念連続講演会第7回「飯塚事件・菊池事件」

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