差別が冤罪(えんざい)を生んだ~狭山事件と菊池事件
- 林田医療裁判
- 2 日前
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薬害エイズ国賠訴訟やHPVワクチン薬害国賠訴訟に取り組む徳田靖之弁護士が狭山事件の石川一雄さん追悼講演会で講演します。
Attorney Yasuyuki Tokuda, who is involved in the drug-related AIDS lawsuit and the HPV vaccine drug hazard lawsuit, will give a lecture at the memorial lecture for Kazuo Ishikawa of the Sayama case.
追悼講演会は市民グループ「北埼玉地区狭山裁判を支援する市民の会」が主催し、2025年4月5日、加須市中央の「市民プラザかぞ」で開かれます。
The memorial lecture will be hosted by the citizens' group "Citizens' Association for Supporting the Sayama Trial in North Saitama District" and will be held on April 5, 2025 at "Civic Plaza Kazo" in central Kazo City.
徳田弁護士は午後2時半頃から、「差別が冤罪(えんざい)を生んだ~狭山事件と菊池事件」と題して特別講演します。
Attorney Tokuda will deliver a special lecture titled "Discrimination gave birth to false accusations - the Sayama and Kikuchi cases" at around 2:30 p.m.
狭山事件は1963年に埼玉県狭山市で女子高校生が殺害された事件です。石川さんは部落差別が生んだ冤罪と訴え、裁判のやり直しを求めていましたが、3月11日に亡くなりました。
「狭山事件・石川さん追悼 「差別と冤罪」題に講演 加須で来月5日」東京新聞2025年3月30日
「狭山事件の真相に迫る 人権派弁護士 徳田靖之氏 加須で4月5日 石川さん追悼講演会 /埼玉」毎日新聞2025年3月27日
徳田弁護士は菊池事件の再審請求を担当しています。菊池事件はハンセン病患者が証拠不十分なまま逮捕され、熊本県の国立ハンセン病療養所「菊池恵楓(けいふう)園」の「特別法廷」で裁判を受け、死刑となった事件です。その後、「特別法廷」を憲法違反とした判決が確定し、その翌年、男性の遺族が再審(裁判のやり直し)を申し立てました。
熊本地裁の第4次再審請求審では2025年3月3日に弁護団が申請した法医学者の証人尋問が行われました。「証人出廷した山本医学鑑定研究所の山本啓一所長は、遺体の骨に残った傷痕は短刀で形成不可能だと指摘。被害者は二十数カ所の傷を負ったのに、男性の着衣に返り血が付いていないのは不自然と主張した」(「菊池事件、証人が凶器の矛盾指摘 熊本再審請求、弁護側の法医学者」東京新聞2025年3月3日)
「弁護団によりますと、山本所長は、尋問で凶器について「被害者の肋骨についた傷について凶器とされた短刀ではできない。また被害者の返り血を浴びておらず、証拠は有罪の根拠として疑わしい」などと話したということです」(「「菊池事件」再審についての審理で法医学専門家の証人尋問行う」NHK 2025年3月3日)
菊池事件の背景にはハンセン病患者の隔離という誤った医療政策があります。ハンセン病は感染力が極めて弱い病気であったにもかかわらず、日本政府は1907年に「癩予防ニ関スル件」、1931年に「癩予防法」を制定し、絶対的終身強制隔離・患者絶滅政策を進めました。ハンセン病患者は、一人残らず強制隔離し病を根絶するという「らい予防法」と国の誤った政策は、未曾有の人権侵害を発生させました。「らい予防法」は平成8年(1996年)に廃止され、ようやく隔離政策が終わりました。
菊池事件は徳田靖之弁護士活動56周年記念連続講演会でも語られます。
第7回「飯塚事件・菊池事件」2025年5月25日(日) 14:00開演 16:00終演
飯塚事件-誘拐殺人事件、4つの証拠と疑念
菊池事件-証拠不十分での逮捕、ハンセン病を理由とする特別法廷
德田弁護士56周年講演「薬害エイズ問題から私が学んだもの」
徳田靖之弁護士56周年記念講演「HPVワクチン薬害訴訟」

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