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執筆者の写真林田医療裁判

月島三丁目南地区再開発に関する公開質問状

愛する月島を守る会は月島三丁目南地区市街地再開発組合に対して「月島三丁目南地区再開発に関する公開質問状」を出した。また、愛する月島を守る会では月島三丁目南地区再開発をざっくばらんに語る会を2021年12月27日に開催する。


公開質問状は社会問題に対する効果的なアプローチであり、様々な問題で出されている。

#林田医療裁判 に関する立正佼成会附属佼成病院への公開質問状

公立福生病院透析中止死亡裁判に関する公立福生病院への公開質問状

調布市役所による外環事業者への個人情報漏洩問題の公開質問状



月島三丁目南地区市街地再開発組合

理事長 岡山 幸司 様


月島三丁目南地区再開発に関する公開質問状


愛する月島を守る会

共同代表 石川 福治

大山 隆三


 寒気凛烈の候、ますますご清祥の段お喜び申し上げます。

 さて、本年12月8日、月島三丁目南地区再開発での立ち退きに関し個別の説明を初めて受ける事業所がありました。今後のことについて、丁寧な説明が一切なれていない住民や事業所がいまだにあることが、大変遺憾です。貴再開発組合が十分な説明責任を果たしているとは到底言えません。ここに、当地区の再開発事業について明らかにされてこなかったことを含め公開質問し説明を求めます。

 2週間の期限を目途に、文書でのご回答を、よろしくお願い申し上げます。



1,説明が遅れている理由について

来年夏ごろに計画上の立ち退きの予定となっており、あと半年しかないという今になって、初めて説明を受けた住民や事業所があるようです。現在営業を行っている多くの事業所にとりまして、このような短時間で、仮移転の場所をみつけ、建築や内装を行い、事業を再開することは、不可能に近いことです。説明が遅くなっている理由をお答えください。


2,そもそも住民説明会がいまだに開催されていないことについて

再開発組合が立ち上がったにもかかわらず、いまだにどのような再開発をするのか、地域への月島三丁目南地区の再開発に関する住民説明会が開催されていません。

すなわち、月島三丁目南地区の再開発は、いったいどのようなビジョンをもった再開発なのでしょうか。そのビジョンを達成するために、どのような建物を建築するのでしょうか。理解する手立てが、私たち住民にはまったくありません。

本件再開発について、きちんと住民説明会を開催することを求めます。


3,当会から再開発組合に対し、今まで出している質問への文書での回答について

愛する月島を守る会が再開発組合に今まで行ってきた質問に対する文書の形でのご回答をお願いいたします。


4,理事会の開催経過の住民への報告について

再開発組合ができてから今までに開催された理事会の開催の履歴について、①開催日時、②その時の出席者、③議題、④議事録をご提出下さい。理事会の開催内容に関する施行地区内への情報提供が一切なされなかったことについて、大いに疑問です。土地や建物を、半ば強制的に奪ってしまう者としての責任を果たされているとは到底思えません。⑤「修繕積立基金」創設の理事会での議論の経過も明らかにしてください。


5,不合理な評価額算定に関する説明について

ある権利者には、2019年9月9日と2021年10月21日の渡された評価表では、土地と建物の評価額が、土地6.2%、建物6.1%といずれも6%強ずつ上がっています。同じ期間で地価をみると地価は2.3%の上昇に過ぎないはずです。減価償却され評価が下がっていく建物の額も上がる場合があるのでしょうか。

 そのような土地と建物の評価額が上昇した理由を、再開発組合が作成された『評価基準』に照らし合わせながらわかりやすく説明して下さい。根本的な問題として、土地の価格がたいへん低く評価されており、その理由をご説明下さい。


6,町会事務所が低い方の建物(地上2階)内に入るにもかかわらず修繕積立金等が高額な理由について

 月島四之部西町会事務所が、地上2階である低い方の建物内に取得面積30㎡で入居することで、修繕積立金等が、事務所取得後に70~130万円支払い、かつ、月に3万円かかるとのことです。修繕積立金等が高額となる理由につき、ご説明ください。また、地上50階の高い方の建物(A敷地内)、地上2階の低い方の建物(B敷地内)それぞれの建物の『長期修繕計画』の提出を求めます。


7,コミュニティや町会を守る計画について

工事期間中は、住民はばらばらになって生活することとなります。月島三丁目南地区のコミュニティや町会の親睦をどのように維持し、守っていく計画であるか、お示しください。


8,浸水対策での電気設備、機械設備の2階以上への移動について

①電気設備、機械設備が、浸水対策で、地下から地上階に上がったとのことですが、その設計図をお示し願います。また、②非常階段を二か所にきちんとつくること、③立体駐車場の台数を減らし将来の修繕積立金の負担軽減に努めること、④駐輪場がエレベーターで3階におくことは現実的でなく改善すること、⑤届け出の戸数は723戸のところ、実際の設計は726戸なっており、余剰の3戸が誰の持ち物になるか明らかにすること、⑥エレベーターの配置数が少なく生活に不便を来たさないか検証すること、などについてもご説明下さい。


9,当地区の地域の課題は、超高層でなくとも解決できることについて

再開発組合が考えられている超高層の面的開発ではなくとも、月島三丁目南地区の地域の課題は小さな個別の開発でも解決できると私たちは考えます。実際にそのモデルも、模型とともにご提案させていただきました(当会事務所に展示中)。

再開発組合の分析では、個別の開発では月島三丁目南地区の課題が解決できないとするその理由を明らかにしてください。


10,住民同士の話し合いについて

まずは、施行地区からはずしていただきたいと私たちは考えており、そのための話し合いの場を、もっていただきたい。

 いままでも求めて参りましたが、住民同士の話し合いもなされていないため、住民同士でも話し合いを持ちたいと考えます。岡山理事長も住民同士の話し合いを持つことの約束をして下さいました。約束を反故にされたのでしょうか。

 ぜひ、話し合いながら、再開発をされたいかたにも、また、このままの場所で住み働き続けたいかたにも、双方にとりまして後悔しないまちづくりを行って参りましょう。


以上




月島三丁目南地区

住民の皆様へ


再開発に関するご不安やご不明点を持ち寄りましょう!

『月島三丁目南地区の再開発をざっくばらんに語る会』開催


愛する月島を守る会

東京都中央区月島三丁目30番4号


 いよいよ冬将軍の到来となり、皆様健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。

 さて、月島三丁目南地区の再開発は、再開発組合からどのような開発がなされるのかについての住民説明会など開催されることなく、時間だけが過ぎています。納得のいく説明会の開催が望まれます。

 個別面談をされているかたもおられるようですが、残念ながら私たちの土地・建物は、近隣の不動産価格と比較すると非常に安い価格で評価がなされています。

再開発ビルに入居された皆様が支払うこととなる「管理費」や「修繕積立金」が高くなっていき、今までは、自分の土地だから支払う必要のなかった経費が必要以上にかかってくることを当会は問題視してきました。今後は、それらに加えて、「修繕積立基金」なるものが唐突に創設され、支払い内容が増えることが再開発組合から示されました。例えば、月島四之部西町会事務所(30㎡)においても、低い方の建物内に入るにもかかわらず、事務所取得後に70~130万円程度の支払いと月3万円程度の高額な修繕積立金等の支払いが請求されるとのことです。

 このような月島三丁目南地区の再開発計画は問題であるとして、地区内の住民と事業所が立ち上がり裁判が提起され、現在、東京地方裁判所で審議がなされています(次回第3回口頭弁論期日は、令和4年2月25日10時40分同地裁703号法廷)。裁判の過程で、参加組合員となる企業が、保留床等の床を優位な安い価格で取得されていた事実が明らかになってきています。少なくとも、再開発組合は、この事実を事前に権利者に丁寧に説明すべきでした。なぜ、説明を怠ったのか疑問です。仮に、参加組合員に適正な価格で保留床等を売っていれば、権利者の皆様は、もっと広い部屋の取得が可能になったはずです。

 「評価額が安すぎないか」、「権利変換の手続きが不明」、「立ち退きの保障は?」、「家賃補助制度が利用されているか」、「土地の所有権を失って、区分所有権に変わってしまうって?」、「そもそも、うちはこの再開発に参加しません。」など多くのご不安やご不明な点、そしてご意見を、住民の皆様は抱かれているとお察しいたします。

 そこで、皆様が抱かれているそれら疑問を共有しつつ、ざっくばらんに語る会を企画いたしました。再開発に翻弄される同じ仲間であり、ご近所さんなのですから、賛成・反対を問わず、お気軽にご参加下さい。お待ちしています。再開発に参加される方も、参加されない方も、誰一人として、後悔をしないまちづくりを進めて参りましょう。

 なお、前回同様に、『同意書の撤回に関する書面』を同封致します。一度は再開発に参加の意思を示す同意書を再開発組合に提出されたものの、やはりこの再開発から抜けたいと考え直されたかたは、ご記入の上、当会へご持参下さい。同意書を撤回されるかたが多くなれば、その力もまた、この再開発の再考に繋がります。裁判に参加をされたいかたやご関心があるかたもお声がけ下さい。

以上


●参考になる動画

【月島三丁目南地区再開発組合認可取消訴訟】第一回口頭弁論後の記者会見 

【2022年、タワマンの「大量廃墟化」が始まることをご存じですか】


『月島三丁目南地区再開発をざっくばらんに語る会』

日時:令和3年12月27日(月)

19時開始。小一時間、ご歓談しています。


場所:みんなの子育てひろば あすなろの木

   月島三丁目30番4号飯島ビル1F

   電話03-5547-1191

会費:無料

対象:月島三丁目南地区の住民のみなさん

同地区で営業をされているみなさん



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