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林田医療裁判の公開質問状55代理判断者2周年

  • 執筆者の写真: 林田医療裁判
    林田医療裁判
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

更新日:59 分前

林田医療裁判の公開質問状55「代理判断者」を出してから2025年8月2日で2周年を迎えます。この節目に、私たちはもう一度立ち止まり、静かに考えるべきではないでしょうか。林田医療裁判の公開質問状55「代理判断者」は、日本臨床倫理学会「日本版POLST(DNAR指示を含む)作成指針」の代理判断者の基準から、キーパーソンの治療拒否を認めた林田医療裁判の判決に問題提起しました。


林田医療裁判とは?

林田医療裁判は、医療現場での意思決定プロセスに関わる重要な訴訟です。林田医療裁判では、立正佼成会附属佼成病院が患者の長男をキーパーソンと扱い、その治療拒否を認めたことが争点となりました。林田医療裁判はキーパーソンの意見で治療方針を決めて良いか、の判断が患者の真の利益に合致していたのかという重要な問いを私たちに投げかけます。


日本臨床倫理学会が策定した「日本版POLST(医師の指示による治療方針書)」は代理判断の留意点が詳細に定められています。代理判断者の判断が、患者自身の利益に基づいた真摯な考慮によるものかを確認します。しかし実際には、家族や関係者がその人の「代理」として治療方針を決定する場面が多く、そこに本人不在の意思決定が横行する危険性があります。


公開質問状は、林田医療裁判の判決が、この指針が定める代理判断者の基準とどのように整合性を保つのかという疑問を呈しました。キーパーソンが治療拒否を選択した背景に、患者本人の事前指示や価値観が適切に反映されていたのか、キーパーソン自身の都合や感情が影響を与えていないかといった点を問題視します。


林田医療裁判の公開質問状は、医療現場における患者の意思決定、そして医療のあり方について、社会全体で議論を深めるきっかけを与えます。医療消費者にとって、自身の医療決定に関与する重要性を再認識させる機会になります。


林田医療裁判が提起した問題は、決して他人事ではありません。あなたの価値観は、誰かに正しく伝わっているでしょうか?私たち一人ひとりが医療における自身の意思決定について真剣に考え、より良い医療のあり方を共に築いていくことが求められています。


林田医療裁判の公開質問状55代理判断者

林田医療裁判の公開質問状
林田医療裁判の公開質問状

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