釧路赤十字病院でおきた新人看護師パワハラ自死の労災認定を求める裁判が結審を迎えます。釧路赤十字病院の新人看護師・村山譲さんが2013年9月に自死されました。遺書には「医者から、お前はオペ室のお荷物だなと言われた」との記述がありました。病院側に聞いても回答無し。事実を知るためにご家族は労災申請しましたが不支給となり、不支給処分の取消を求め釧路地裁で係争中です。
2021年12月21日午後2時
釧路地方裁判所
傍聴は抽選です。
患者の権利と医療従事者の労働者としての権利は重なります。一方が損なわれていれば往々にして他方も損なわれます。林田医療裁判の起きた佼成病院では小児科医の過労自殺が起きました。小児科医が病院屋上から飛び降りて亡くなりました。佼成病院は杏林学園教育関連施設ですが、杏林大学医学部付属病院では約15人の医師が過労死ラインの月80時間超の残業をし、残業代を未払いでした(「杏林大、医師に長時間労働 労基署勧告」日本経済新聞2018年1月20日)。
公立福生病院では透析中止死亡事件が起きました。この公立福生病院では事務職員が上司の男性事務次長から「何一つできもしない一番程度の低い人間」「ばかやろう」「生きている価値なんかない」「うそつきと言い訳の塊」などと長時間に渡って罵倒されるパワハラを受けました「公立福生病院パワハラ訴訟 企業団に200万円賠償命令 「著しい人格否定」地裁立川支部判決」毎日新聞2020年7月2日)。
パワハラは、相手を傷つけるだけでなく周囲も傷つけます。だから、職場で誰かをいじめたり罵ったりしている人は、自分がその立場になった時のために心の準備をしておきましょう。
林田医療裁判を考える会の皆様
林田医療裁判及び中野相続裁判に御理解と御協力をいただいている皆様
日頃からご支援、ご協力に厚くお礼を申し上げます。
支援者からの裁判情報です。
第22回期日(第21回口頭弁論)本人尋問
長男夫婦の権利濫用が尋問のテーマです。
事件番号:平成30年(ワ)第552号・共有物分割請求事件、平成30年(ワ)第2659号・共有物分割請求反訴事件
2022年1月28日(金)午後1時30分
裁判所:石垣陽介裁判長、高橋祐子裁判官、牧野一成裁判官
場所:さいたま地裁C棟105号法廷
口頭弁論終了後に報告集会を開催します。弁護団から解説がされます。
お時間のある方は傍聴ご支援お願い致します。林田医療裁判や中野相続裁判を皆様とともに振り返り、さらに進んでいきたいと思います。
#林田医療裁判 は、入院中に死亡した患者の母親の長女が長男夫婦と立正佼成会附属佼成病院を訴えた #医療裁判 です。#高齢者医療 のあり方と自己決定権、尊厳とは、看取りとは、人間的であるためにはどうあるべきかを問う問題です。
患者の長男は入院中の母の経鼻経管栄養の流入速度を医師の許可なく勝手に速めました。延命につながる治療を全て拒否しました。酸素吸入も拒否し、酸素マスクが日中外され、患者は死ぬまで自力呼吸を強いられました。
林田医療裁判を知っている方達は、家族の中にも色々いて中には、自分たちの利益などから親に死んでほしいと思っている悪意ある家族もいること、この一部の家族の悪意が林田医療裁判のポイントであることを理解しています。日本の命の選別は、かつて「姥捨て」があったように「高齢者だからもう死んでもいいでしょう」などと高齢者の命を軽く扱う思想の人がいることは確かであると考えます。
さいたま市立病院でも2020年9月5日に息子が入院中の母親の首を絞めて殺人未遂容疑で逮捕された事件が起きました。一部の家族の悪意は現実に起きる問題です。
高齢者医療などでは点数稼ぎの公務員体質から完治しない治療は無益な治療であると過少医療に走る傾向があります。そうではなく高齢者の人生をまるごと受けとめ、その方の人生に伴走することが医療従事者の仕事の真髄であり、その仕事の価値となります。このことを林田医療裁判や中野相続裁判で訴えます。
患者の権利を守る会では林田医療裁判の経緯を知った者として、病院は患者に死んでほしいと思っている一部の家族の意思を通して良いのか、医療は人道的であってほしいと願うから世間と共に議論して考える為に公開質問状を出しています。
林田医療裁判インスタグラム
林田医療裁判ユーチューブ
コメント