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続・薬禍の歳月 薬害サリドマイド事件60年

執筆者の写真: 林田医療裁判林田医療裁判

NHKがETV特集「続・薬禍の歳月 薬害サリドマイド事件60年」を2025年3月15日(土)夜11:00から放送します。3月20日(木)に再放送予定です。サリドマイドThalidomideは1950年代末から60年代初めに、世界十数カ国で販売された鎮静・催眠薬です。この薬を妊娠初期に服用すると、胎児の手や足、耳、内臓などに奇形を起こす催奇形性があり、世界的な薬害事件に発展しました。


安全とされる薬を飲んだ母親から手足に重い障害のある子どもが生まれた「薬害サリドマイド事件」。被害者約300人の平均年齢は60歳を超えた。幼年期より足や口など体を酷使した結果、多くが深刻な痛みや機能低下など二次障害に苦しむ。増山ゆかりさんは絶望する仲間を支えようと、国から新たな補償を勝ち取った先進地ドイツを訪ね、当事者たちと語り合った。10年前の「薬禍の歳月」(芸術祭大賞)の続編となる長期取材番組。


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