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執筆者の写真林田医療裁判

第23回『薬害根絶フォーラム』開催

更新日:2021年10月29日

第23回『薬害根絶フォーラム』が2021年10月24日にZoom Webinarで開催された。薬害被害の実態報告に加え、新型コロナウイルスのワクチンが本当に安全かを議論した。ZoomのURLが事前公開されており、誰でも参加可能である。事前申し込みは不要で、参加の敷居が低い。


#林田医療裁判 を考える会からも参加した。孤立しがちな被害者が、声をあげることは大切である。薬害被害は、一個人だけの問題ではない。被害を抑える為に声をあげることは日本全国民のためになる。


第1部は薬害被害実態報告である。サリドマイドなど様々な薬害の実態を報告した。HPVを特集した。司会は袖野直悦(薬害ヤコブ)。それにしても薬害被害者の報告を聞くと昔は予防接種だらけであったと感じる。


薬害は一生涯続く。薬害被害者は健康被害に加えて、人権侵害や生きがいや将来展望の喪失という問題も抱え続ける。薬害は薬害被害者の天職を奪う。家族の人生も狂わせる。自殺を考えた薬害被害者もいる。終わったこととバッサリ切ることは被害者を切り捨てることである。日本は「個人で勝手に頑張ってください」と個人の前向きな頑張りに押し付ける傾向があることが問題である。


第2部は「COVID-19ワクチンは本当に安全なのか?~極論の氾濫で思考停止する社会への警鐘~」と題した討論である。論者は泉祐子(薬害肝炎)、上野秀雄(MMR)、梅本邦子(HPV)、佐藤嗣道(サリドマイド)、高町晃司(スモン)、花井十伍(HIV)。司会は勝村久司(陣痛促進剤)。第1部でも「コロナワクチンの被害が新たな薬害の繰り返しにならないように」との指摘がなされた。


厚労省の新型コロナウイルスのワクチンの因果関係の評価がおかしい。因果関係が認められないもの以外は因果関係が否定できないものになる。ところが、厚労省の分類では「情報不足等により因果関係が評価できないもの」というカテゴリがあり、圧倒的多数がこれに分類されている。「因果関係が分からない」とすれば因果関係を認めずに済んでしまう。公務員にとって楽な仕事になる。


薬害被害者が病院から詐病と言われてしまう。薬害被害者が精神科などで沢山薬を処方されて、新たな人体のリスクを受ける。記憶障害の副作用に苦しむ薬害被害者がいる。将来が奪われていく被害がある。



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