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  • 執筆者の写真林田医療裁判

中野相続裁判さいたま地裁2021/3/19

更新日:2021年2月25日

中野相続裁判(Nakano Inheritance Trial)さいたま地裁第17回口頭弁論はコロナ禍のため2021年3月19日(金)11時15分からに延期されました。新規感染者数は一時期より減少したものの、まだまだ多いです。数百人の感染者を少ないと感じる感覚が麻痺しています。入院したくても入院できない入院待ちが存在する限り、医療崩壊は現実のものです。緊急事態宣言解除は時期尚早でしょう。外出抑制を継続しましょう。


中野相続裁判で長男は母親の経管栄養の流入速度を速め、延命につながる治療を拒否しました。全ての医療行為は医療法等で医療機関等の管理者の責任で行うことが求められています。長男が母親の経管栄養の流入速度を速めたことは、これを無視するものです。長女は、これらの行為が民法第892条(相続廃除)の「著しい非行」に相当する又は準じる行為にあたると主張しています。長男の姿勢は反延命主義です。


また、母が亡くなって以来、長男夫婦は遺品の占有を続け、長女には十分な情報を提供しないできました。それどころか、長男夫婦は母の生前から、母の預金から現金を引き出していました。長男夫婦が情報の出し惜しみをしたことは、今回の訴訟での茶道具分類ノートや茶会記の提出に至るまでの経緯からも十分に理解できます。しかも茶道具分類ノートは改ざんされているものでした。公正な共有物分割は、情報の非対称性の是正が大前提になります。


情報開示姿勢は21世紀の先進的な民間企業に学ぶ価値があります。「すべての情報を共有する」とは外部に漏れても問題がなく、誰の気持ちも傷つけない情報に限ってすべて共有する」という意味ではありません。「法律あるいは規制で禁じられているごくわずかな事柄をのぞき、すべて共有する」という意味です(エリック・シュミット著、ジョナサン・ローゼンバーグ著、アラン・イーグル著、ラリー・ペイジ序文、土方奈美訳『How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』日本経済新聞出版、2014年、297頁)。





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