top of page

林田医療裁判の記念日 患者の権利を守るために

  • 執筆者の写真: 林田医療裁判
    林田医療裁判
  • 12 時間前
  • 読了時間: 4分

医療の安全性を考える上で、患者の権利とその保護は欠かせません。林田医療裁判は医療安全や患者の権利を考えるきっかけとなります。患者の視点から医療の透明性を求めるために林田医療裁判に関連する重要な記念日を振り返ります。


1月13日|治療中止事例の紹介

公立福生病院事件を考える連絡会が開催したミニ勉強会「安楽死や治療中止等についての裁判事例、判例について」において、「安楽死や治療中止」に関する裁判事例が議論され、その中で林田医療裁判も取り上げられました。生命倫理に関する深い議論が行われ、患者として考えるべき重要なポイントが浮き彫りになりました。

January 13th is the anniversary of the introduction of the Hayashida Medical Trial as a treatment cessation case.


3月7日|蘇生中止方針への要請

東京消防庁「第33期東京消防庁救急業務懇話会答申」の蘇生中止方針に対して、林田医療裁判の経験に基づく要請文を提出しました。特定の家族の意向のみで決定される危険性を指摘し、家族全員の同意を求めるように要請しました。

March 7 is the anniversary of the submission of a letter of request based on the experience of the Hayashida Medical Tribunal in response to the resuscitation cancellation policy of the Tokyo Fire Department's “33rd Report of the Advisory Committee on Emergency Services”.


6月30日|公開質問状の送付

林田医療裁判に関する公開質問状を立正佼成会附属佼成病院(現:杏林大学医学部付属杉並病院)に送付しました。命の扱い方に対する疑問と説明を求めます。医療機関の説明責任が問われる中、公開質問状は新たな議論のきっかけとなります。医療消費者の声を届ける第一歩となった日です。

June 30 is the anniversary of the sending of the open letter of inquiry about the Hayashida medical trial.


7月1日|手記掲載

医療過誤原告の会が発行する会報『悲しみにくじけないで』第40号に、林田医療裁判の原告手記が掲載されました。終末期ではない母への通常治療が拒否された問題を指摘し、医師の判断を批判。また、高齢者への過少治療問題についてもノンフィクションライターが論じています。

遺族の声が綴られ、医療過誤に直面した人々がどのように闘い、どのような支援を必要としているのかが明らかになりました。家族の思い、そして失われた命の背景にある見えない声を多くの読者に届けました。医療問題の真実と向き合う勇気を、ぜひ感じてください。

July 1 is the anniversary of the publication of the memoirs of the Hayashida Medical Trial.


10月9日|シンポジウムの議論

第12回「医療界と法曹界の相互理解のためのシンポジウム」が東京地方裁判所で開催され、林田医療裁判が取り上げられました。医療と法の専門家が議論を交わしました(「第12回 医療界と法曹界の相互理解のためのシンポジウム」判例タイムズ1475号)。

October 9 is the anniversary of the Hayashida Medical Trial being discussed at a symposium.


10月26日|記者会見の開催

林田医療裁判の記者会見を司法記者クラブで開催し、多くの報道関係者の前で事実と主張を語りました。医師と長男の判断で治療が中止されました。長女は母の死後、カルテで初めて治療中止を知り、自己決定権の侵害を問題視しました。代理人弁護士は最善の医療を受ける権利を強調しました。林田医療裁判を社会に広く知らせ、命の尊厳を守るための重要なアピールとなりました。

October 26 is the anniversary of the Hayashida Medical Trial press conference.


林田医療裁判の各記念日は、命と医療のはざまで揺れる多くの人々へのメッセージです。医療消費者として、より良い医療を求めるためのヒントが満載です。あなたやあなたの大切な人が医療を受ける際、知っておくべき情報や権利がここに詰まっています。


林田医療裁判は患者の意思確認や自己決定権、治療選択、治療方針を決定する際の手続きの重要性を浮き彫りにします。欧米諸国と比較すると、日本では患者の権利が曖昧にされています。


医師記録(カルテ)には長男が「延命につながる治療を全て拒否。現在点滴で維持していることも好ましく思っていないようである」と記載されていました。長男は患者(母親)の経管栄養の流入速度を速めました。


The Hayashida Medical Trial involved a dispute over care decisions. The patient's son refused all life-prolonging treatments. The patient's daughter later challenged the decision, arguing it violated patient rights and ethical medical practices.


林田医療裁判は、医療の透明性や患者の権利、医療倫理をめぐる議論の最前線です。命の現場に光を当て、日本の医療と司法に深い問いを投げかけてきました。林田医療裁判を通じて、患者の権利、医療の安全性、そして法的責任について考える機会が生まれました。


今後も医療の透明性を確保し、医療消費者が正しい情報を得られるよう取り組んでいきます。医療の質と透明性、そして患者の尊厳を守るために、私たち一人ひとりが知ることから始めましょう。


林田医療裁判を取り上げた記事や論文、イベント


林田医療裁判の記念日
林田医療裁判の記念日

Comments


​林田医療裁判

© 2019 林田医療裁判 Proudly created with Wix.com

bottom of page