全国老人福祉問題研究会練馬支部は2022年3月7日に声明「戦争・侵略は福祉と決して両立しない~ロシアのウクライナ侵攻は即時停止を!」を出した。ロシアのウクライナ侵攻を非難する声明は各団体から出されている。
Statements condemning Russia's invasion of Ukraine have been issued by various organizations.
認定NPO法人日本障害者協議会(JD)・緊急声明「ウクライナへの軍事侵攻は即時停止を、戦争反対です」
NPO法人チェルノブイリ救援・中部(日本)・ウクライナ危機に関する声明「ロシア軍によるウクライナ侵攻に強く抗議し、ロシア軍のウクライナからの速やかな撤退を求めます。」
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さる2月24日、ロシアはウクライナへの非道かつ大規模な侵略を開始し、以来、ロシア軍によって高齢者、子ども、女性などをはじめとするウクライナ市民が負傷し虐殺されつづけています。いつの戦争でもそうであるように、ハンディを負った人々が戦争の第一の犠牲者になりますが、21世紀のいま、このような非道は決して許されません。
私たちは77年前に終戦となった第2次世界大戦で戦闘と空襲、飢餓により310万人以上の死者を出すという惨禍を体験してきました、現練馬区在住約3万5千人の後期高齢者はその戦火を逃れ、かろうじて生き残った人々でもあります。
また同時に、私たちはその戦乱のなかで原爆を投下され、福島の原発事故による被ばくにも苦しめられ、核兵器と原発の非人道性も痛感させられてきました。
しかし、こともあろうにプーチン大統領はいま、核兵器使用をちらつかせて世界を脅迫しています。そして、チェルノブイリ原子力発電所を占拠、原子炉損傷が起これば風向きによってはヨーロッパの広範囲に放射性物質が広がるおそれも指摘されています。さらに3月4日にはロシア軍がウクライナ東部のヨーロッパ最大規模のザポリージャ原子力発電所を攻撃、ここでも万が一原子炉の冷却系統が損傷、爆発すればその威力はチェルノブイリ事故の10倍以上とされ、ヨーロッパが全滅するともいわれています。まさに原爆、原発の脅威を体験した私たちにとって他人事ではありません。
私たちはロシア・プーチン大統領に厳重に抗議し、地球全滅にも直結しかねない、ウクライナ侵攻の即刻中止を要求するものです。
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