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執筆者の写真林田医療裁判

ロシアのウクライナ侵攻を非難する声明

ロシアのウクライナ侵攻を非難する声明が各団体から出されている。

Statements condemning Russia's invasion of Ukraine have been issued by various organizations.

認定NPO法人日本障害者協議会(JD)・緊急声明「ウクライナへの軍事侵攻は即時停止を、戦争反対です」

NPO法人チェルノブイリ救援・中部(日本)・ウクライナ危機に関する声明「ロシア軍によるウクライナ侵攻に強く抗議し、ロシア軍のウクライナからの速やかな撤退を求めます。」


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緊急声明

ウクライナへの軍事侵攻は即時停止を、戦争反対です


                  認定NPO法人日本障害者協議会(JD)

                                代 表  藤井克徳


 2月22日の進攻に始まったウクライナへのロシアによる侵略は、非人道的で理不尽であり、断じて許せません。それぞれの国の主権は武力で脅かされてはなりません。日本政府は、全世界の人びとが「平和のうちに生存する権利」を宣言した日本国憲法に基づき、ウクライナへの軍事侵攻を即時中止するよう、ロシアに強く求めることが必要です。


 戦争は、いのち、人権を奪い、多数の難民を生み出し、民主主義や経済を危うくします。この瞬間も、おびただしい数の障害者と家族が戦禍に巻き込まれています。障害のある人にとって、「障害発生の最大の原因は戦争による暴力です」「戦争と障害者のしあわせは絶対に両立しません」。これは人類の歴史の教訓です。


 欧州障害フォーラムは、2月24日、ウクライナの270万人の障害者の安全を危惧し、障害者権利条約第11条(危険な状況及び人道上の緊急事態)から「ウクライナにおける障害者の保護と安全」を訴えました。


 一方、ウクライナには重大な事故を起こしたチェルノブイリ原発があります。すでに軍事占拠されたと報じられていますが、この侵攻を原発や核兵器を巻き込んだ核戦争にさせてはなりません。


 地球はつながっています。私たちを含め、世界中への深刻な影響が懸念されます。


 人権と平和を守ることを宣言した国際障害者年(1981年)を機に私たちJDは結成されました。いまこそ平和と民主主義を求めるウクライナの人びと、世界の障害関係者と連帯して、こころから訴えます。


          NO WAR! 戦争反対!


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2022年2月27日


NPO法人チェルノブイリ救援・中部(日本)


ウクライナ危機に関する声明


ロシア軍によるウクライナ侵攻に強く抗議し、ロシア軍のウクライナからの速やかな撤退を求めます。

 

私たちは1986年、旧ソ連で起こったチェルノブイリ原発事故によるウクライナの被災者救援にこの31年間関わってきました。世界最初の大規模な原発事故により多くのウクライナの人々が故郷を追われ、健康被害に苦しめられる現実を見てきました。被災地域の住民の方々はもとより、自らの犠牲を顧みずウクライナの為に働いた事故処理作業者とその家族の方々は今も苦しんでいます。ウクライナの人々に再びこうした苦しみを味わって欲しくありません。

 

この度のロシアによるウクライナでの戦闘行動は、改めてウクライナの人々にただならぬ苦難をもたらし、子ども達の未来にも大きな暗雲をもたらすものです。ウクライナ国内の問題に外国勢力が軍事力をもって干渉することは如何なる理由でも許されるものではありません。全ての国家間の問題は対話と外交により解決すべきであり、武力や戦争では解決できません。このことは過去の2度にわたる世界大戦とその後の様々な国際紛争を経て人類が学んだ教訓です。広島、長崎の原爆投下から70年以上経った今も、私たちは地球から核兵器を無くす事が出来ていません。核抑止力をもって戦争をなくす、という愚かな選択を私たちは断じて許しません。

 

この度、ロシア軍がチェルノブイリ原発を占拠した事で、今後どのような事態が起こるか国際的な不安が高まっています。私たちはロシア軍が速やかにウクライナから撤退し、いかなる軍事的手段も用いず、ウクライナとロシア双方の対話と外交によって、市民の命を第一とした新たな未来が拓かれることを強く求めます。


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