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  • 執筆者の写真林田医療裁判

林田医療裁判の公開質問状60医療事故調査・支援事業運営委員会

佼成病院病院長先生宛に60回目の公開質問状を送付致しました。

昨年12月27日,医療事故調査・支援事業運営委員会が開催されました。医療事故調査制度の現状等が報告・議論され、一部を傍聴致しました。ご覧いただければ幸いです。

We have sent our 60th open letter of inquiry to Kosei Hospital.

On December 27th of last year, the Steering Committee for Medical Accident Investigation and Support Project was held. The current status of the medical accident investigation system was reported and discussed.


立正佼成会附属佼成病院 病院長 市村正一 様

公 開 質 問 状(60) 2024年1月4日

 明けましておめでとうございます。

 高齢者の命の大切さ、たった一つの命にこだわって、本年初の公開質問状をご送付致します。2019(令和元)年6月26日、当時の甲能病院長先生が私達の面談をお断りなされその後、公開質問状をご送付致しました。その後、お返事がないまま2022年8月、市村病院長先生に43回目の公開質問状として引き継がれました。それもお返事がないまま今回は、60回目の公開質問状となりました。開かれた医療を進めるためには、広く皆様と共に学習し、議論を深めることが不可欠であると考えます。今年もよろしくお願い申し上げます。


 公開質問状(4)1頁でも述べましたが、かつての日本では、患者と医師の間にパターナリズムの関係がありました。患者は、医師の決めたことに一方的に従うだけでした。しかし、欧米では、戦前より患者の自己決定権が優先されていました。

 日本では、昭和40年に唄孝一教授が論文を発表されて以来日本の病院では次々に患者の権利宣言をしています。いつまでも古い感覚に捉われていたら世界の先進諸国から遅れてしまいます。国際的に恥ずかしくない医療にするためには、患者や家族に向き合った丁寧な説明が求められるのは言うまでもありません。


 2023年12月27日(令和5年度第2回)医療事故調査・支援事業運営委員会が浜松町で開かれました。医療事故調査制度の現状等が報告・議論され、その一部を傍聴させていただきました。


「・機関によってばらつきがある。随時、見直しをする必要がある。

・出来てから8年になる。今までの見直し検討会をして欲しい。

・開かれた医療であった方が医療に信頼があっていい。

・医療安全・患者安全を高める方向に動き始めている。

・管理者が、管理しているかどうか検証する機関が必要。

・一度起きたことは、また起こりうる可能性がある。入院患者の安全を守るには二重三重のチェック体制が必要になるのではないか。」


 など沢山のご意見が出ました。

 出来てから8年になりますが、今でも医療事故を届け出る医療機関は少ない、という現状から議論を深め、開かれた医療にするための方策を考え続ける姿勢は大切なことだと感じました。


 また、ご意見の中に「一度起きたことは、また起こりうる可能性がある。入院患者の安全を守るには二重三重のチェック体制が必要になるのではないか。」とあります。これは、質問事項1.と重なります。

 佼成病院では、無資格者である患者の長男が医師の許可なく患者の経鼻経管栄養の注入速度を速める、という違法行為をしました。佼成病院では、入院患者の安全を守るための対策を採られている場合、その具体的内容を教えてください。


 いつものようにご回答がないままになっています第1回公開質問状を以下に記載致します。質問の趣旨にもありますように、林田医療裁判において問われた争点は「終了」しているのではなく、現代日本の医療の問題と重なり問われ続けています。ご回答をお待ち致します。


草々


公開質問状本文は下記にあります。



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