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執筆者の写真林田医療裁判

公開質問状51患者安全奈良シンポジウム

立正佼成会附属佼成病院へ51回目の公開質問状を送付致しました。

今回の内容は、3月21日に開催された患者安全奈良シンポジウムについてのお話しです。このシンポジウムには、患者参加の課題としてインフォームドコンセント、カンファレンス、アカウンタビリティ、レスポンシビリティなどの説明があり、群大病院医療事故調査委員の元メンバーも加わって総合討論も行われました。

林田医療裁判を考える会は、Zoom参加で学習させて頂きました。佼成病院への公開質問状の質問の趣旨と重なる部分があり、広く議論をする必要性を再認識致しました。ご覧いただければ幸いです。


立正佼成会附属佼成病院 病院長 市村正一 様

公 開 質 問 状(51) 2023年4月1日

前略 

51回目の公開質問状をご送付致します。


 2023年3月21日、患者安全奈良シンポジウム2023「医療の質向上と患者安全への患者参加の重要性」が奈良県立病院機構・医療専門職教育研修センターで開催されました。このシンポジウムは、群馬大学病院医療事故調査報告書が出発点です。林田医療裁判を考える会はZoomで参加しました。

 

患者中心の医療という言葉が語られますが、日本の医療の中で本当に患者中心の医療が実現しつつあるのか、特に「患者安全」の分野で患者中心という理念がどれほど生かされているのか疑問があるとの問題意識からのシンポジウムです。シンポジウムでは、医療の質向上と患者安全のレベルアップのために「患者参加」が有効なのか、もし有効だとすればそれを医療の中に取り入れていくためにはどのようなシステムが必要なのかを考える企画です。


 若い医療者は、先輩の背中を見て育つ。医療者が考え、できることは最大限実践する、常に振り返りと改善。患者家族の小さな問いかけや疑問が医療安全への入り口。患者は一人の人間として扱われたいと望んでいる。患者参加の課題としてインフォームドコンセント、カンファレンス、アカウンタビリティ、レスポンシビリティなどの説明がありました。


 医療への患者参加について4人の方による基調報告の後、群大病院医療事故調査委員の元メンバーが加わった総合討論が行われました。


 議論を深める必要性は、佼成病院への公開質問状 質問の趣旨2の以下の記載に当てはまります。「広く医療の現状と課題について考察し、患者の安全と幸せは何かを探求しています。そして、このような問題は広く社会に公開して議論を深めていくことが、適切な医療を進める上で不可欠であると考えています。」

 質問状では、続いて「とりわけ貴病院は、経管栄養の管理や治療中止の意思決定の問題について直面された医療機関として、適切な医療を進めるためのご意見をお寄せになることが道義的にも期待されるところであると思われます。」と記載しました。

 これは、シンポジウムの総合討論で発言されたResponsibility 問われたことに答えなければならない責任に当てはまります。患者参加の医療を進める上でも立正佼成会附属佼成病院は、公開質問状に回答する責任があります。


 私達は、林田医療裁判を経験し、その経緯を知った者として、患者の安全と幸せを探求します。この質問状は、ご回答の有無に関わらずネット上に公開して市民と共に議論を交わし適切な医療を進めるための一助にしたいと考えます。いつものように第1回公開質問状(2019年6月30日送付)を以下に掲載いたしますのでご回答を郵送にてお願い致します。


草々



公開質問状本文は下記にあります。



閲覧数:212回2件のコメント

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2 Comments


urara
Jul 30, 2023

医療裁判を起こした者として、医療側への異常な手厚い過保護、非情さ等、驚くばかりの現実です!    応援しております


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林田悦子
林田悦子
Apr 04
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ありがとうございます。


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