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執筆者の写真林田医療裁判

公開質問状37中野相続裁判尋問

更新日:4月30日

患者の権利を守る会では立正佼成会附属佼成病院に #公開質問状 を出しています。公開質問状は #林田医療裁判 の経緯を知った者として、病院は患者に死んでほしいと思っている一部の家族の意思を通して良いのか、医療は人道的であってほしいと願うから世間と共に議論して考える為のものです。


立正佼成会附属佼成病院 甲能直幸病院長宛に2022年2月7日に37回目の公開質問状を送付しました。今回は、「医療は患者のためにあることを見失っている」について現在、林田医療裁判の長男夫婦と係争中である1月28日さいたま地裁で行われた長女の尋問内容の一部を書きました。ご覧いただければ幸いです。

中野相続裁判さいたま地裁の次回第23回期日は2022年4月22日(金)11時から、さいたま地裁C棟 105法廷で行われます。お時間のある方は傍聴をお願いします。

コロナ禍のおりご自愛ください。


立正佼成会附属佼成病院 

病院長 甲能直幸 様


公 開 質 問 状(37)

令和4年2月7日


 前略

 高齢者の命の大切さ、たった一つの命にこだわって37回目の公開質問状をご送付致します。

 公開質問状(30)(2021年7月20日付)でお知らしましたが、現在、林田医療裁判の長男夫婦と長女は、さいたま地裁で係争中です(平成30年(ワ)第552号・共有物分割請求事件、平成30年(ワ)第2659号・共有物分割請求反訴事件)。今年の1月28日の尋問期日には、長女が長男夫婦の権利濫用についてお話し致しました。


 法廷では、弁護士がカルテの内容を読み上げ長女が回答しました。

8月20日医療記録

「family(SON)は、延命につながる治療を全て拒否。現在Div(普通の点滴)で維持しているのも好ましく思っていないようである。本日にてDiv 終了し、明日からED(経管栄養)を再開する」と記載されていますね。

   要するに長男さんが延命につながる治療を全て拒否した。医師の側は、長男さんが現在行っている点滴で延命するのも好ましくないと思っているようだと受け止めたと記載されていますね。

  8月20日の後の、お母さまの容体はどうなりましたか。

        具合が悪そうでした。


8月27日医療記録

 「抗生剤変更、増強したいところではあるが、family(夫婦)は、やんわりとではあるが高度医療は拒否されている」と記載されていますね。

 このカルテをみて、貴方はどのような認識を持たれましたか。

       母の命を否定するもので許しがたいと思いました。


9月3日医療記録  ― O2 inhalation(酸素吸入)も行わない

「familyの要望通り、O2 inhalation(酸素吸入も行わない→当直時間帯のみ許可」、DNAR(心肺蘇生拒否)と記載されている。

9月4日医療記録―夜間のみ少量のO2 inhalation(酸素吸入)の場合有り

「呼吸時々無呼吸で不安定、基本的にO2 inhalation(酸素吸入)は行わないが、夜間のみ少量のO2 inhalationを行う場合あり」と記載されている。

9月5日医療記録―夜間以外はO2 inhalation(酸素吸入)を行わず

   「SPO2低下することがあるが、夜間以外はO2 inhalation(酸素吸入)

   を行わずにfollow upとする」と記載されていますね。

 

 SPO2が低下すると体中に酸素が行き渡っておらず、非常に苦しい状態になります。

  このカルテをみて、貴方はどのような認識を持たれましたか。

     母は呼吸が苦しそうでした。

     長男が、酸素吸入を拒否したから母は酸素マスクをして貰えず喘いでいるとは知りませんでした。


9月7日医療記録

6:00AM「family(息子)コールの上ナチュラルの方針を確認」

7:00AM「息子来院し上記状態説明1日以内だろう」と記載されている。

  「ナチュラルの方針」には「自然経過を見る」と反訳されていますね。

  これはどういうことだと認識されていますか。

       酸素吸入もせず、ただ死を待つだけと思います。

  長男さんが、医師と死を待つだけだとする方針を確認したいのですが、

  貴方は長男さんと医師のこのような方針の確認を知らされていましたか。

        いいえ。説明もなく全く知りませんでした。 

    裁判になりカルテを見て初めて知りました。

  このカルテの記載をみて、どのような認識をもっていますか。

     母を助けることが出来ず悔やまれます。


9月8日医療記録、― SPO280台でありながら

「SPO2 80台でありながら本日をむかえた!」「ご永眠」と書かれています。これはどういう状況でしょうか。

母の死に顔は、酷く苦しそうでした。酸素吸入をすれば苦しまずにもう少し生きることが出来たと思います。

         

以上が尋問内容の一部です。佼成病院は、長男夫婦による誤嚥性肺炎の母の治療拒否に従い、酸素吸入拒否にも従いました。母の最期は、喉に痰が詰まって亡くなりました。母の臨終の場面では涙が出ました。

私は、一連の経緯から思うに医療は患者のためにあるものであることを見失っているように感じられました。甲能病院長は、どのように認識されたかご意見をお寄せ下さることが道義的にも期待されるところです。

医療は国民一人ひとりの健康と生命に関わるものであるだけに公的に保護されると同時に規範的な規制も課せられており、高い説明責任が求められます。患者あってのビジネスモデルであり、患者や家族に向き合った丁寧な説明が求められることは言うまでもありません。佼成病院が公開質問状をクリーンな姿勢を打ち出す好機として活用されることを期待します。

いつものように2019年6月30日付、第1回公開質問状を以下に記載します。ご回答をお待ちします。

この質問状は、ご回答の有無に関わらずネット上に公開して議論を深めたいと考えます。宜しくお願い致します。

                           草々



公開質問状本文は下記にあります。





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