残暑お見舞い申し上げます。
立正佼成会附属佼成病院に56回目の公開質問状を送付致しました。
東京医科大学病院では、2002年から2004年に起きた心臓外科手術の医療事故を発端に患者遺族と事故を共有し、対話を繰り返し、安全を誓う日としてメモリアルデーが出来ました。
この「医療安全誓いの日」メモリアルデーは、毎年8月に開催されています。
患者遺族との対話という東京医科大学の姿勢に感銘を受けました。
今回8月5日のメモリアルデーは、林田医療裁判を考える会からもZOOM参加致しました。
ご覧いただければ幸いです。
立正佼成会附属佼成病院 病院長 市村正一 様
公 開 質 問 状(56) 2023年9月1日
前略
高齢者の命の大切さ、たった一つの命にこだわって56回目の公開質問状をご送付致します。
2023年8月5日、東京医科大学第19回メモリアルデー(医療安全誓いの日)が開催されました。このメモリアルデーは、2002年から2004年の心臓外科手術での医療事故を発端に患者遺族からいただいた「東京医科大学への提案10か条」を受け、医療事故を風化させることなく、同じ過ちを繰り返さないために、安全な医療を誓う日として毎年8月にメモリアルデーを開催しています。
2019年7月8日のメモリアルデー開催のお知らせには、「この『医療安全誓いの日(メモリアルデー)』に、東京医科大学病院をご利用いただいているみなさまにもご参加いただき、本学が掲げる『患者さまに信頼いただける、質の高い安心で開かれた医療』について共に考え、その実現を誓いたいと考えます。」と記載されています。
「医療の質・安全学会誌」では、学術集会報告「事例を共有するから何が生まれるか?~メモリアルデーの取り組み」(2021年16巻1号P.28-33)が記載されています。以下は抄録の一部です。
「時間の経過とともに、メモリアルデーに対する病院側の受け取り方は、反省から医療安全へと変化してきている。・・事故を共有し、対話を繰り返した先に、メモリアルデー、あるいは医療安全の碑といったものが出来たのである。まず対話があり、その結果、有形、無形の文化が出来上がると考える。」
林田医療裁判を考える会は、東京医科大学病院の行動に感銘を受け、Zoom参加致しました。
今回の講演では、患者と医療従事者の認識のギャップが大きいと指摘されました。医療従事者は、後遺症を残さないものは重視しない傾向がありますが、患者や家族は大きな不安を抱いています。等のお話に共感致しました。
ギャップが大きい、ところは、林田医療裁判にも該当します(平成26年(ワ)第25447号損害賠償事件、平成28年(ネ)第5668号損害賠償事件)。
林田医療裁判では、患者の長男が入院中の母親の経管栄養の流入速度(注入速度)を速めました。医師が決めた流入速度を無資格者の家族等他人が操作すること自体が大きな問題で、対策を必要とする問題に思えるのですが、その意識の違いが佼成病院とはギャップを感じます。
また、佼成病院では、患者の長男の治療拒否を受け入れてその日に治療を終了しました。担当医師は、「患者さんの意思確認はしない」と自身の理念を述べられました。一人の医師の理念で患者の死が決められることのギャップは大きく患者や家族は不安を抱いています。そのため、私達は、佼成病院に公開質問状をご送付致しております。この問題は、公開質問状質問事項2.3.に重なります。
この公開質問状の趣旨をご理解いただき質問事項にご回答をお寄せ下さることを希望いたします。
いつものように第1回公開質問状を以下に記載致しますのでご回答を郵送にてお寄せ下さい。また、この質問状は開かれた医療を進める為の一助にしたいと考えますのでご回答の有無に関わらずネット上に公開して皆様と共に議論を深めます。 草々
公開質問状本文は下記にあります。
毎回、読ませて頂いております
私は、福岡和白病院との医療裁判を初めて1年半ですが、1年目にして裁判官、裁判長を変えられ
300枚のカルテを新たに出してきました 10年前に出し忘れたそうです
最高裁総務部総務局の人事に、疑問を持たれませんか?