立正佼成会附属佼成病院宛45回目の公開質問状を送付しました。
今回のテーマは、医療者と患者・家族が真摯に向き合い、当該医療者が説明責任を果たすためのより良いコミュニケーションを促進できるように支援する研修を受けた人を指す「医療対話推進者」について学習しました。
ご覧いただければ幸いです。
季節の変わり目です。くれぐれもご自愛ください。
立正佼成会附属佼成病院 病院長 市村正一 様
公 開 質 問 状(45)2022年10月1日
秋が来ました。お変わりございませんか。
市村院長先生には、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。45回目の公開質問状をご送付致します。今回は、前回内容の「患者安全の日」に関連してNPO法人「架け橋」の活動について学習しました。「架け橋」は、公開質問状(20)でもふれています。
NPO法人「架け橋」は、医療者と患者・家族とのより良い関係促進のために活動をしています。
〇医療者と患者・家族間の信頼関係の構築を目的とし、コミュニケーション・対話を促進するために、医療者への支援と啓発を提供します。
〇医療事故に遭遇した患者・家族の心情から学び、今後の医療安全の質と向上に寄与します。
〇医療事故の患者・家族及び関係者が、医療事故後の信頼関係回復に向けた対話の重要性について、広く医療従事者と一般市民が共に考える機会を提供します。
2022年9月25日 「世界患者安全の日」&「架け橋」10周年記念 Webシンポジウムが開催されました。厚生労働省が後援です。
第1部 「架け橋創立のこれまでとこれから」
第2部 「医療事故調査制度」「対話推進者の院内業務」
対話推進者とは、患者・家族と医療者のより良い関係をサポートするための研修を受けた人を言います。「架け橋」は、養成を目指す「医療対話推進者」として以下をあげています。
医療機関・病院において、あらゆる医療過程(日々の懸念から不測の事態を含む)で患者およびその家族が持つ疑問、不安、不満などについて、患者・家族が納得して医療を受けるために院内の相談窓口として常駐し、適切に対応します。
患者・家族がエンパワーされ、医療者が本来の仕事を問題なく実践できるように両者を支援します。
医療者と患者・家族が真摯に向き合い、当該医療者が説明責任を果たすためのより良いコミュニケーションを促進できるように支援します。
※架け橋は、平成25年1月に公表された厚生労働省の指針「医療対話推進者の業務指針及び養成のための研修プログラム作成指針―説明と対話の文化の醸成のために―」に基づき、「医療対話推進者」養成のための研修と位置づけました。
業務指針については、以下の厚生労働省HPをご覧ください。
「架け橋」理事長の豊田郁子氏は、ホームページのあいさつ中で「尊敬する医師、故清水陽一さんはいつも『当該の医療従事者に謝罪する場を失わせてはいけない』と話していました。病院がその当事者を守ろうとして配慮したつもりが、患者に隠しているようにしか見えなければ、結局はその医療従事者を守ることにはならないからです。」と語っておられます。
これは、佼成病院の対応とも重なります。佼成病院が私達の面談を断り、今まで44回の質問状にも一度もお返事を下さらないのは逃げている、としか見えないので、結局は、佼成病院を守ることになってはいない、と考えます。
組織が果たすべき社会的責任として、説明責任、透明性、倫理的な行動、ステークホルダーの利害の尊重など、社会的責任に関する国際規格ISO26000にも違反するものであり、社会的にも許容されない対応であると思われます。特に日本は、ISO26000(2010年11月1日発行)の発行国として参加していますので日本の医療は素晴らしい、と世界に誇れるようになって頂きたいです。
いつものように第1回公開質問状を以下に掲載致しました。この質問状は、回答の有無に関わらずネット上に公開させていただき皆様と共に議論を深め医療についての認識を高めたいと思います。また、質問状が佼成病院のクリーンな姿勢を打ち出す好機としてご活用されることを期待しています。
季節の変わり目、お体をご自愛ください。
公開質問状本文は下記にあります。
佼成病院が私達の面談を断り、今まで44回の質問状にも一度もお返事を下さらないのは逃げている、としか見えないので、結局は、佼成病院を守ることになってはいない、と考えます。