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漫画『バーテンダー』「ただ生きること」の価値を問い直す

  • 執筆者の写真: 林田医療裁判
    林田医療裁判
  • 7 日前
  • 読了時間: 2分

漫画『バーテンダー』(城アラキ原作、長友健篩漫画)の主人公、佐々倉溜の言葉は、私たちの心に深く響きます。

「人の一番たいせつな仕事は…ただ生きること 生き続けること」

「人には死ぬ権利なんてありません」

(『バーテンダー 10』Glass79「たいせつな仕事」)


この話では以下の会話もしています。

「アナトール・フランスはこう言っていますね。…死ぬとはとても手間のかかるもの」

「同じ手間がかかるなら生きたほうがいい」


このシンプルかつ力強いメッセージは、現代の私たちに「生きること」の本質を考えさせます。佐々倉の言葉は、命の尊さをストレートに伝えています。林田医療裁判では特定の家族が治療拒否できるかが問われました。


医師記録(カルテ)には長男が「延命につながる治療を全て拒否。現在点滴で維持していることも好ましく思っていないようである」と記載されていました。立正佼成会附属佼成病院の主治医は「カルテ記載内容の補足として、私は、大事を取りすぎて、意思疎通ができないまま寝たきり状態になるのが最善とは言えない、という主治医の理念をわきまえた上での延命治療拒否だと思いました」と陳述しました(乙A第3号証8頁)。


林田医療裁判の公開質問状63医師の理念


この種の議論の中心に据えるべきは「生きることそのもの」を肯定する視点ではないでしょうか。あなたは「生きること」にどんな価値を見出しますか? 佐々倉の言葉を借りれば、「生き続けること」は手間がかかる仕事かもしれません。でも、その手間をかける価値があると信じられる瞬間が、人生を輝かせます。


『バーテンダー』の言葉は、現代医療の中で見失いがちな「生きる意味」を私たちに思い出させてくれます。ただ生きることの美しさを見失わないでください。あなたの一日一日は、かけがえのない「たいせつな仕事」です。




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