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執筆者の写真林田医療裁判

さいたま地裁105法廷の埼玉県警国賠訴訟

さいたま地裁C棟第105法廷では複数の埼玉県警に対する国家賠償請求訴訟が係属している。第一に埼玉県熊谷市6人殺害事件の国賠訴訟である。埼玉県警が不審者情報を適切に周辺住民に提供しなかったために妻と娘2人が犠牲になったとして、遺族が埼玉県に損害賠償を求めて提訴した(平成30年(ワ)第2193号国家賠償請求事件)。


第1回口頭弁論(石垣陽介裁判長、亀村恵子裁判官、高津戸朱子裁判官)が2018年11月30日にあった。これは中野相続裁判(平成30年(ワ)第552号・共有物分割請求事件、平成30年(ワ)第2659号・共有物分割請求反訴事件)の第4回口頭弁論の直後である。同じ第5民事部合議係でも中野相続裁判とは裁判官の構成が一人異なる。中野相続裁判では亀村恵子裁判官の代わりに工藤正裁判官が入っている。


第二に個人が埼玉県警察の行為に対して埼玉県に損害賠償を求めた国賠訴訟(平成29年(ワ)第1290号損害賠償請求事件)である。その口頭弁論(石垣陽介裁判長、大谷恵子裁判官、牧野一成裁判官)は2020年11月27日午後1時15分から105号法廷で開かれた。


原告本人が意見陳述した。謝罪がなされないなど埼玉県警側の不誠実な態度を問題視した。署長や監察官に会うことも門前払いされたという。日本の公務員組織の悪い文化の集大成が出ており、傍聴していて寒気がした。原告は新たな証拠を収集しているところであり、審理の継続を求めた。これに対して埼玉県側は結審を求めた。石垣陽介裁判長は判決に不服があれば控訴すれば良いと述べて結審した。


この口頭弁論は中野相続裁判第16回口頭弁論の直前に行われた。中野相続裁判とは裁判官の構成が一人異なる。中野相続裁判では大谷恵子裁判官の代わりに玉本恵美子裁判官が入っている。105号法廷は向かって右側の傍聴席が全て報道記者席になっていた。


第三に埼玉県警所沢警察署の接見妨害に対する国家賠償請求事件である(令和元年(ワ)第1093号)。所沢警察署は任意の取り調べを受けている男性との面会を妨害したとして弁護士が提訴した。さいたま地裁(石垣陽介裁判長、高橋祐子裁判官、牧野一成裁判官)は2021年11月12日、判決で弁護権の侵害を認め、埼玉県に5万5000円の支払いを命じた。同じ日に同じ法廷(105号法廷)で中野相続裁判さいたま地裁第21回期日があった。裁判官の構成も同じである。


The Saitama Prefectural Police Tokorozawa Police Station prevented Takuro Ichikawa, a lawyer belonging to the Saitama Bar Association from meeting with a man who was undergoing voluntary interrogation. Mr. Ichikawa filed a state compensation for obstruction of access against Saitama Prefecture. The Saitama District Court (Presiding Judge Yosuke Ishigaki) found infringement of the right of defense and ordered the government to pay 55,000 yen in damages on November 12, 2021.


There is a rash of police scandals, police corruption, police misconduct, police brutality, police violence, especially criminal behavior of police officers in Japan. Their actions include coerced false confession, dishonesty, intimidation, false arrest, and false imprisonment. The specific types are physical or verbal harassment and physical or mental injury.

Police scandals include sexual harassment which is unwelcome sexual behavior, unwanted or offensive sexual attention, suggestions, or talk. Many of them are profit motivated and violence related. I am worried about them.

Japanese police officers take inappropriate conduct and illegal or unethical actions in connection with their official duties. They exercise undue or excessive force against a civilian. They violate individuals' constitutional rights. They break their political contract and abuse their power.




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