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執筆者の写真林田医療裁判

林田医療裁判ブログが星槎ジャーナルで言及

更新日:2021年3月13日

林田医療裁判ブログが星槎大学大学院のWebメディアの星槎ジャーナルで言及された(山口道宏「「トリアージ」という名の「生命の選択」は正義か。」星槎ジャーナル2021/02/17)。言及された林田医療裁判ブログ記事は「杉並区長の命の選別の問題」。東京都杉並区の田中良区長がコロナ禍で命の選別の基準作りを求めたことを批判した。


星槎ジャーナル記事は選別が医療を受けたい者を医療から排除することになると指摘する。「医療の需給バランスから需要を縮小、抑制する働きにもなり、そこでの線引きは不幸にも感染した患者(家族)に対し、医療者が「医療の中断」を迫るから、医療に辿り着きたいものには、医療からの排除になる」


この視点が重要である。医療を受けたい者が医療を受けられないことが問題である。これが患者本位の問題意識である。「どうしても公務員は現状の供給から逆算して考えがちであり、需要に応えようとする意識に欠けます」(林田力「新型コロナウイルス検査抑制と和牛商品券」ALIS 2020年3月27日)。田中区長の命の選別も需要の応えるという民間感覚が欠如している。


これは林田医療裁判に重なる。林田医療裁判では患者の長男は「延命につながる治療を全て拒否」した。これについて立正佼成会附属佼成病院の主治医は「カルテ記載内容の補足として、私は、大事を取りすぎて、意思疎通ができないまま寝たきり状態になるのが最善とは言えない、という主治医の理念をわきまえた上での延命治療拒否だと思いました。」と陳述した(乙A第3号証「岩﨑正知医師陳述書」8頁)。ここに患者本位の視点はない。主治医の理念をわきまえなければならない存在と位置付けられている。


星槎大学院は教育学研究科と教育実践研究科から構成される。星槎ジャーナルは「世の中の出来事や入り組んだ国際問題、複雑な人間模様など政治、経済、社会、教育、文化、科学、環境、スポーツなど森羅万象をテーマに、星槎の理念やジャーナリズムの視点から解きほぐし広く発信」する。


林田医療裁判Webサイトへのアクセス数が最近増えたと感じている。色々な人が関心を持っていることを改めて実感した。多くの人が関心を持ち公共の利益になっている。中野相続裁判さいたま地裁で長男夫婦は全部削除を要求したが、とんでもないことである。




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