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執筆者の写真林田医療裁判

生殖補助医療について考えてみましょう

第三者から精子や卵子の提供を受けて、生殖補助医療によって子どもを授かった場合の親子関係を定める民法特例法案が 2020年12月4日、衆院本会議で可決されました。親子関係が不安定にならないよう法律で定めるのが狙いとのことです。ただ、第三者からの精子などで生まれた子の「出自を知る権利」などの課題は先送りされました。


今後、生殖補助医療が進み、新しい形の親子関係が想定されます。子どもが欲しいという親の願望だけて、生まれてくる子どもの人権は守られるのでしょうか。生殖補助医療技術が進めば進むほど親子関係の複雑さは深刻になります。


生殖補助医療技術によって社会はどう変わるのか、何を期待しているのか。少子化対策がもたらす悲劇をあらゆるパターンを推定して生まれて来る子どもの立場に立ってきちんと考えてみる必要があります。


今回、生殖医療の問題に詳しい柘植あづみ先生にELSI(倫理、法律、社会的課題)をお話し頂き、また、第三者からの精子提供(精子を子宮に注入する非配偶者間人工授精=AID)によって誕生した石塚幸子さんにその思いを語っていただきたいと機会を持ちました。当事者や今後生殖補助医療を受けようと考えている方などの意見を交えて考えてみたいと思います。お知り合いの方、この問題に詳しい方、お誘いの上、是非ご参加いただけたら幸です。


●日時 :10月2日(土曜日)18時~20時30分  入場 17時30分~

●講演者:柘植あづみさん 明治学院大学教授

     石塚幸子さん  非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ

●司会:島薗 進さん 上智大学グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授

● 参加 : 事前予約必須(予約受付期間は即日から9月29日まで)  

●当日の案内:振り込み確認後、案内およびZoomURL を9月28 日頃メールにてお送りいたします。

主催 ゲノム問題検討会議




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