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  • 執筆者の写真林田医療裁判

月島三丁目南地区再開発組合認可取消裁判2021/2/25

月島三丁目南地区再開発組合認可取消裁判の第3回口頭弁論が2021年2月25日(金)10時40分から東京地裁703号法廷で行われる。東京都中央区の住民が東京都に対して月島三丁目南地区再開発組合設立認可取消を求めて提訴した行政訴訟である。第2回口頭弁論は2021年12月10日(金)10時40分から東京地方裁判所703号法廷で行われた。


この裁判を支援する「愛する月島を守る会」は月島三丁目南地区市街地再開発組合に対して「月島三丁目南地区再開発に関する公開質問状」を出している。「愛する月島を守る会」は毎週勉強会を開催している。第213回勉強会は『タワーマンションは廃墟化する』をテーマとする。第214回勉強会(2022年1月24日(月)19時00分)は公開質問状への回答要求をテーマとする。


第213回勉強会『タワーマンションは廃墟化する』

講師:村島正彦氏(都市計画コンサルタント)

日時:2022年1月17日(月)19時~21時

場所:みんなの子育てひろば あすなろの木

   月島三丁目30番4号飯島ビル1F

会費:無料

対象:月島三丁目南地区の住民のみなさん

同地区で営業をされているみなさん


タワマンは、2000年代に急増し、計画まで含めると全国に1700棟、50万戸。首都圏で、この10年で供給されてきたマンションのうち、4戸に1戸はタワマンだそうです。大都市のみならず、郊外電車の主要駅前や地方の県庁所在地にもタワマンは、もはや珍しいものではありません。

 巨大で最新の技術・設備・豪華な共用施設…。数百戸は当たり前、大きなものでは2000戸を超え、西新宿では3200戸のプロジェクトが進行中です。

 そんなきらびやか、利便な都心居住、成功の証…であるタワマンが廃墟化するとは!かれこれ15年前から警鐘を鳴らしてきた講師による、廃墟化の近未来とは!その避けがたいメカニズムと、廃墟化の実際(世界には実在してます)について見ていきます。



月島三丁目南地区(三丁目27番地~30番地)住民の皆様へ

『タワーマンションは廃墟化する』勉強会開催のお知らせ


愛する月島を守る会

東京都中央区月島三丁目30番4号


 年があらたまり、皆様健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。

 さて、月島三丁目南地区の再開発は、年末に再開発組合から配布された『再開発組合だより』(第7号2021年12月27日)によりますと、「再開発のスケジュールが見直し中」とのことです。当地区では、果たして、どのような再開発が計画されているのでしょうか?事業計画などに関する開かれた形での住民説明会が未だに開催されておりません。事業計画に同意しない地権者は、20名以上に上っています。スケジュールの見直しは至極当然のことであり、まずは、納得のいく住民説明会の開催から始められるべきものです。


 また、先日の『再開発だより』でも記載がありました「修繕積立基金」についても、住民間でのなんらの議論もなく設置される模様です。今までは、自分自身の土地・建物であったため、支払う必要のなかった「修繕積立金」「修繕積立基金」そして「管理費」があたかも家賃のように地権者の皆様に重く負担がのしかかって参ります。それら負担は強制的に大きくなります。「修繕積立金」「管理費」が、将来どれだけ上昇していくか、ご不安のかたも多数おられます。低い価格で土地や建物の所有権を失い(奪われ)、さらに毎月の支払いまで生じてしまって、本当にこのままで良いのでしょうか。


 さらに、タワーマンションは、廃墟化することが大きなリスクとして挙げられています。当地区の再開発では、トリトンタワー級の高さ190m地上50階723戸の大規模開発となるとのことで、廃墟化リスクはまさに「大」です。そして、このリスクが、残念ながら、今までに、きちんと準備組合や再開発組合から私たちに説明がなされてきませんでした。デベロッパーからは、待っていても出てこない情報です。理事の皆様含め住民同士で、廃墟化するリスクに向き合い、きちんと話し合いませんか?


 この度、第213回勉強会の場で、都市計画コンサルタント村島正彦氏をお招きし、『タワーマンションは廃墟化する』と題して講演会を開催する運びとなりました。


 村島氏は、書籍『タワーマンションは大丈夫か?!』(プログレス、2020年)で「タワーマンションは廃墟化するのか?」の項をご担当されておられます。エッセンスを同書から抜粋し同封いたしておりますのでぜひお読みください。


 賛成・反対を問わず、お気軽に勉強会にご参加下さい。お待ちしています。再開発に参加される方も、参加されない方も、誰一人として、後悔をしないまちづくりを進めて参りましょう。ご納得がいかないままで、ハンコを押すことは絶対に避けましょう。

 本年も、どうかよろしくお願い申し上げます。


以上




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