『林田医療裁判の公開質問状』が電子書籍(Amazon Kindle)になりました。
Open Letter of Inquiry about Hayashida Medical Trial (Japanese Edition)
【著者】患者の権利を守る会/カンジャノケンリヲマモルカイ/The Association to Protect the Rights of Patients
患者の権利を守る会は林田医療裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)を踏まえて、立正佼成会附属佼成病院に2019年6月30日付で公開質問状を送付しました。林田医療裁判では経管栄養の管理や治療中止の意思決定のあり方が争点となり、患者の長男が経鼻経管栄養の流入速度を速めたことが違法と認定されました。これを踏まえた公開質問状の内容は根拠のあるものであり、佼成病院の安全性の向上にも役立つものです。
医療実務にキーパーソンの意見しか聞かないという感覚が残っていることに一石を投じます。キーパーソンが、いかなる手順で、関係者の合意を得てキーパーソンが選任されたのか、キーパーソンは患者をadvocateする立場で発言しているのか(自己の負担を減らす立場から発言していないか)が問われます。家長の意見が優先される昭和時代ならばいざ知らず、価値観が多様化してダイバーシティーが重視される21世紀にどのように受け止められるかを問う意義があります。
患者の権利を守る会は林田医療裁判から患者の権利が十分に保障されていない日本の医療の実態を憂慮し、患者本位の医療の実現を目指して活動します。立正佼成会附属佼成病院に公開質問状を送付しています。患者本位の医療は一朝一夕に転換できるものではありません。公開質問状に繰り返し取り組み、絶えず問いかけをし続けることは意味のあることです。インターネットを利用して情報発信しています。
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