公立福生病院透析中止死亡事件裁判で厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」が登場した。ガイドラインは原告の患者遺族側が提出した。被告の病院側からガイドラインの位置付けの説明や患者遺族側主張への反論がなされると見込まれる。
公立福生病院透析中止死亡事件裁判は以下の日程で進行している。
2019年10月17日、提訴
2020年7月22日、第1回口頭弁論
2020年9月14日、第1回弁論準備手続き
2020年11月13日、第2回弁論準備手続
「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」の前身の「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」は林田医療裁判(平成26年(ワ)第25447号損害賠償事件、平成28年(ネ)第5668号損害賠償事件)でも議論された。「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」の審議プロセスは林田医療裁判の再審提起でも引用した。
患者の権利を守る会の立正佼成会附属佼成病院への公開質問状も「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」に言及している。林田医療裁判の観点からも公立福生病院透析中止死亡事件裁判に注目します。
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