院内集会「福生病院透析中止事件報道から一年~死への誘導は許されない~」は延期となりました。新型コロナウィルスの拡大傾向はまだ収まりません。この院内集会には透析患者さんの参加と意見表明は極めて大事です。このために院内集会は延期となりました。開催は5月下旬頃を予定しておりますが、改めて調整をした後にホームページなどで発表されます。
公立福生病院事件を考える連絡会が院内集会「公立福生病院透析中止事件報道から一年~「死」への誘導は許されない~」を開催します。林田医療裁判と重なる治療中止の問題です。
公立福生病院透析中止事件の報道の第一報があったのは昨年3月7日の毎日新聞朝刊でした。
この報道は患者を「助ける医療」が「死なせる医療」へと変質したのではないかと、透析患者や市民に大きな不安と動揺を与えました。
昨年10月17日には、亡くなった女性の遺族が東京地裁に裁判を提起しています。
一方でこの事件を受けて日本透析医学会は、終末期でない患者への透析見合わせ作成委員会を発足させて、本年1月20日に「透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言(案)」発表、3月末には正式な提言を公表するとしています。
昨年6月6日の院内集会後に発足した私たち「公立福生病院事件を考える連絡会」では来る3月25日(水)に【公立福生病院透析中止事件報道から一年~「死」への誘導は許されない~】を開催致します。
この一年を振り返り、[福生病院事件裁判の論点] 、[生命尊重の立場から日本透析医学会の新提言(案)批判]などをスピーチします。
「患者のサインがあれば死なせてよいのか」、苦しさから「助けて」と叫ぶ患者の透析再開の求めをなぜ無視したのか、患者が希望を持てる医療制度とは?・・・ets. 皆さんで考えたいと思います。どうぞご参加ください。
なお、新型コロナウィルスの感染拡大が報じられています。この院内集会の開催については開催日の10日ほど前、3月15日に開催可否を決めたいと思っています。また、ご連絡をいたします。
日時:2020年3月25日(水)14時~16時(13時30分より通行証を配布)
会場:衆議院再2議員会館第一会議室
▼公立福生病院透析中止事件裁判について 弁護団 内田明弁護士
▼日本透析医学会提言(案)への批判 尊厳死いらない連絡会 冠木克彦弁護士
▼参加された国会議員からのご挨拶
▼参加の透析患者さん、医療従事者、市民からの発言
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