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執筆者の写真林田医療裁判

杏林大学医学部付属病院で新型コロナウイルスCOVID-19感染

杏林大学医学部付属病院(三鷹市)は医師の新型コロナウイルス感染を発表した。感染者は1次・2次救急外来の女性研修医と消化器内科の男性医師で、いずれも20歳代。2人は2020年4月4日以降、相次いで発熱の症状が出たために自宅待機となり、7日夜になって感染が確認された(「杏林大付属病院の20代医師2人が感染 東京」NHK 2020年4月8日)。


病院の発表は4月8日付が最初で、この時点では「1次・2次救急外来に勤務する研修医1名」のみを感染者としている(救急総合診療科「新型コロナウイルス感染者の発生に伴う救急外来受診制限のお知らせ」2020年4月8日)。9日の発表で「1次・2次救急外来勤務の研修医と消化器内科の医師」とした(杏林大学医学部付属病院病院長 市村正一「医師の新型コロナウイルス感染について」2020年4月9日)。NHK報道では2人は同じ7日夜に感染が確認されているのに翌8日の発表は一人だけという点が不思議である。8日の発表は救急総合診療科名義だから救急総合診療科所属医師しか知らないということだろうか。


病院の発表は感染経路の調査に言及している。「感染経路についても、引き続き調査しています」(杏林大学医学部付属病院病院長 市村正一「医師の新型コロナウイルス感染について」2020年4月9日)。杏林学園教育関連施設の立正佼成会附属佼成病院では新型コロナウイルス院内感染が起きた。その際の病院の発表では感染経路などの詳細情報が出ず、不信感を覚えた。それを踏まえて「感染経路についても、引き続き調査しています」との表明であるならば、批判の効果になる。



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