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執筆者の写真林田医療裁判

食の未来を考える『これ、本当に「食べもの」ですか?』刊行記念講演会

食の未来を考える『これ、本当に「食べもの」ですか?』刊行記念講演会

食べものは自然がもたらすものです。太陽光と水、そして土とそこにいる微生物が作り出すものです。人間はその自然に働きかけることで、食べものを得てきました。しかし、ここにきてその食べ物が大きく変わろうとしています。遺伝子組み換えやゲノム編集など生命を操作する技術の応用が広がり、食べものを人工的に作り、量産する動きが強まってきたのです。肥料や農薬までもが、遺伝子操作で開発し、工業的に量産する体制が進んでいます。

さらにはフードテックと呼ばれる、新たな食品も登場してきています。微生物に蛋白質を生産させて乳製品を作ったり、昆虫をゲノム編集で改造してパンやクッキー、麺などに混ぜたり、家畜や魚の細胞を培養してステーキを作る動きも強まっています。これらを新しい食文化と呼ぶことができるのでしょうか。あるいはジャンクフードと呼んだ方がふさわしいのでしょうか。いま食の世界は曲がり角にきています。参加者の皆様と食の未来を考えてみたいと思います。


日時:2024年7月18日 (木) 13時30分~16時30分

場所:東京ボランティアセンター会議室B

講師:天笠啓祐さん(ジャーナリスト)

雑誌『技術と人間』編集者を経て、現在フリー・ジャーナリスト、市民バイオテクノロジー情報室代表、日本消費者連盟顧問。主な著書に『暴走するバイオテクノロジー』(金曜日)、『ゲノム編集食品の真実』(日本消費者連盟、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン)ほか多数。

参加費 :500円(現地参加及びZoomとも) 後日期間限定の逃がし発信あります。


『これ、本当に「食べもの」ですか?』目次

はじめに

第1章 変わりつつある食の世界

・食べものとは?

・食品表示も変えられ、選べない

・進むハイテク戦略


第2章 遺伝子を操作する食とは?

・遺伝子操作とは?

・品種の改良の違い

・遺伝子組み換えやゲノム編集の方法


第3章 ゲノム編集食品の現状

・米国でのゲノム編集食品、失敗の歴史

・米国で新たに3種類が登場

・日本ではトマト、マダイ、トラフグが食卓に


第4章 遺伝子組み換え食品をめぐる新たな動き

・スギ花粉米が復活

・GMズッキーニが違法流通

・GM食品の現状

・遺伝子組み換え食品の問題は?

・カナダで遺伝子組み換え鮭の撤退


第5章 化学農薬からバイオ農薬へ

・農薬の歴史

・農薬は生命を殺す毒物

・除草剤グリホサートの毒性

・最もグリホサートで汚染されている食品はパン

・そして登場したRNA農薬


第6章 フードテックとは何か? 何が問題か?

・新たな食べものが投資の対象に

・フードテックの3種類

・増え続ける植物由来の代替肉

・代替肉の本命・微生物たんぱく質が登場

・安全性が確認されていない昆虫食

・フードテックの本命・培養肉

・低価格化が競争に

・日本の企業の動き

・海外の企業の動き

・食べものといえるものなのか?



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