臓器移植法を問い直す市民ネットワークが第17回市民講座(オンライン)を開催します。
講師には児玉真美さんを迎えします。
児玉さんは重度の障害を持つ娘さんと暮らしながら、「安楽死」「尊厳死」「〈無益な治療〉論」など医療と障害をめぐる生命倫理の問題について発信・発言し、多くの著著も出されています。
現在、厚労省の臓器移植委員会では臓器移植法施行規則(ガイドライン)の改訂審議が行われています。
・法で禁止されている被虐待児からの臓器提供
・拒否の意思表示の確認が困難であることから摘出対象とされて来なかった知的障害者も臓器摘出の対象にする施策
・心停止後にエクモを装着して摘出臓器の機能を温存するという心停止下臓器提供の拡大策
・臓器移植の普及啓発として「臓器提供に誇りを持つ」教育を小中学校で推進する
等々、臓器移植を拡大・推進していこうというものです。
こうした臓器移植推進策と「安楽死・尊厳死・無益な治療」がどう結びついているのか、児玉さんのお話にご期待下さい。
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〈オンラインで行う第17回市民講座〉
■日時:2021年11月6日(土)14時~16時
■講師:児玉真美さん(フリーライター)
◆講演タイトル
「加速していく命の線引きと切り捨て――安楽死・『無益な治療』論・臓器移植のつながり」
【講師プロフィール】1956年生まれ。広島県在住。フリーライター。一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事。1987年生まれの長女に重症心身障害がある。単著に『アシュリー事件―メディカル・コントロールと新・優生思想の時代』(生活書院)、『死の自己決定権のゆくえ―尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植』(大月書店)、『殺す親 殺させられる親―重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行』(生活書院)、『私たちはふつうに老いることができない 高齢化する障害者家族』(大月書店)など。共著に『〈反延命〉主義の時代―安楽死・透析中止・トリアージ』(現代書館)、『見捨てられる〈いのち〉を考えるー京都ALS嘱託殺人事件と人工呼吸器トリアージから』(晶文社 2021年10月下旬刊行予定)。
●参加申し込み (今回の市民講座は無料です。)
お名前、所属、e-mailアドレスを臓器移植法を問い直す市民ネットワークまでご連絡下さい。
〆切は2021年11月4日(木)、定員100名まで先着順。
●主催:臓器移植法を問い直す市民ネットワーク
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