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執筆者の写真林田医療裁判

東京都の入院・ホテル待ち感染者1000人超

新型コロナウイルス感染者が大きく増えている。東京都では病院やホテルなどに収容することができない新型コロナウイルス感染者が2020年7月26日に1000人を超えた(「都内感染者の未収容1000人超」TBS 2020年07月26日)。医療体制が逼迫していないとするが、単に定員オーバーを受け付けていないだけである。医療体制崩壊を避けるために患者崩壊を進めている。民間企業では在庫切れであり、致命的な状態である。もっと需要に応じた供給という民間感覚が必要である。


西村康稔経済再生担当大臣が2020年7月26日、「経済界へのお願い」を出した(「「テレワーク70%・時差通勤、体調の悪い方は出勤させない・PCR検査を勧める」徹底を 西村大臣が“経済界へのお願い”」ABEMA TIMES 2020年7月26日)

・業種別ガイドラインの徹底

・テレワーク70%・時差通勤

・体調の悪い方は出勤させない 相談し、PCR検査を勧める

・大人数での会合は控える

・接触確認アプリCOCOAの導入促進

テレワーク70%という具体的な数値を出したことは評価できる。テレワークの促進になる。

一方で「PCR検査を勧める」は受けたくても受けられない問題の解決が先決である。保健所に任せていたら、役所仕事で住民が待たされるばかりである。


東京都は7月5日に都知事選挙が行われたことが不運であった。選挙期間中は感染防止のための活動制限のような不人気政策は打ち出しにくい。ここで新型コロナウイルス感染症対策が停滞した。都知事選挙後に強い感染防止策がなされることを期待していたが、それほどでもなかった。

どの候補者陣営にも自分の陣営に新型コロナウイルス感染者がいたらという懸念があったのだろう。選挙事務所でクラスターが発生したら、印象が悪い。その懸念から、どの政治勢力も感染防止を強く打ち出すことを及び腰にさせたのではないか。東京都知事選挙から2週間経過した。陣営内での感染拡大という懸念はなくなり、今後は積極的な対策を打ち出すことを期待する。


アメリカではウォルト・ディズニーが8月に予定した実写映画『ムーラン』の公開を無期限延期した(「映画ムーラン公開無期延期 米ディズニー、コロナ影響」共同通信2020年7月24日)。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないことが理由である。

『ムーラン』公開延期には別の理由も考えたくなる。『ムーラン』は中国隋代の女性武将・花木蘭がモデルである。中国への対決姿勢を強めるトランプ政権に忖度した公開延期でないことを祈る。

日本では『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が2020年8月7日に公開される。「ドラえもんの新しい映画様式」を打ち出した。「入退場時、売店に並ぶときは、きちんと距離を保ちましょう」とSocial Distanceに配慮する。「館内ではお静かに」という従来からのマナーも含まれている。



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