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執筆者の写真林田医療裁判

東京49人

東京都は2020年6月2日、新型コロナウイルス感染者が新たに34人報告されたと明らかにした。感染者が30人以上になることは5月14日以降、19日ぶりである。東京都は感染拡大の兆しがあるとして「東京アラート」を出すことを検討する(「東京都、新たに34人感染 「アラート」検討」共同通信2020年6月2日)。


実態はもっと深刻との指摘がある。武蔵野中央病院(東京都小金井市)で新たに15人の感染が確認された。「東京都の発表した34人の感染者とは別に武蔵野中央病院で新たに15人の感染を確認」と報道された。この報道に基づくと、感染者数は49人になる。


Twitterでは「東京49人」のハッシュタグがトレンドに入った。公務員は院内感染をカウントしないという勝手なルールを作り、意図的に感染者数を少なく見せて安全アピールをしようとする印象操作をしているのではないかと批判の声が出ている。それは民間感覚と乖離している。


産経新聞記事は武蔵野中央病院の感染者15人は東京都に報告されておらず、「今後、順次報告され、都の集計に加算されるとみられる」としている(「武蔵野中央病院で新たに15人感染」産経新聞2020年6月2日)。これが正しいならば、院内感染をカウントしないことは否定できるが、意図的に情報公開を遅らせているのではないかとの疑いは残る。


立正佼成会附属佼成病院(杏林学園教育関連施設)は2020年2月の時点で新型コロナウイルスの院内感染が起きた。これは重大な問題である割には何故か大きく報道されなかった。院内感染は大きく扱わないという偏向があるのではないか。



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