重篤状態で終末期を迎えた患者が苦痛なしに平穏に最後を迎えたか、苦しみながら亡くなったかを研究した論文があります(後藤幸生、中川隆、重見研司「生命終末期燃え尽き現象とレム期の夢情動反応Balance index(心拍変動1/fスペクトル解析による)を指標に」循環制御39巻3号、2018年)。「例え大脳皮質障害で意識障害があっても、そこ以外の脳中枢内の各部署から錐体外路系情報として、やや曖昧ながらも認知情動情報は伝達されている」(182頁)。
林田医療裁判の担当医師は呼吸困難であえいでいる患者に対して「苦しそうに見えますが今お花畑です」と説明しました。それが成り立たないことを示しています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ccm/39/3/39_180/_pdf/-char/ja
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