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執筆者の写真林田医療裁判

新型コロナウイルスと物を介した感染

インフルエンザと比べた新型コロナウイルスの特徴として物を介した感染(接触感染)の可能性が高いことがあげられる。医療機関で医療従事者の感染が増えている。インフルエンザと共通する飛沫感染対策に注力する一方で、医療器具を介した感染が多いのではないか。医療器具への関心の低さが院内感染拡大の一因になっているのではないか。


林田医療裁判の舞台となった立正佼成会附属佼成病院では入院患者の長男が経鼻経管栄養を勝手に操作した。医師の許可なく患者の経管栄養の滴下速度を早めた。その後、患者は嘔吐して具合が悪くなったが、病院では長男の経管栄養操作に気付かず、嘔吐の原因も分からなかった。この点は患者の権利を守る会の公開質問状で「患者の家族の中の悪意ある人物により、経管栄養が操作されるリスクに対して、その予防や検知の対策を採っていますか」と質問しているが、佼成病院からの回答はない。


医療従事者ではない長男が経鼻経管栄養を操作することは許されない。医療従事者ではない介護福祉士が経管栄養を行う場合でも経鼻経管栄養の研修が必要である。実際に介護福祉士を名乗る人物のブログでは研修の模様が報告されている。


「開始と同時に、時計の秒針を見ながら、滴下速度を合わせる。1分間に36滴を滴下する。10秒に6滴 5秒に3滴」

「1滴でも違うと時間も変わってくる。拘束時間も長くなる。速度が速いと下痢や高血糖症状を引き起こすという理由からだ」(『☆My Best of My Life☆』「研修覚え書き~⑩実技編②~その1~」2014年1月14日)



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