緊急事態宣言が再延長されたが、早くも再々延長の想定がなされている。「もう少し長い時間の延期をした方が良い」との意見が出ている(「「終わらないんじゃ…」 緊急事態延長“2週間”に冷めた声 「変異」拡大懸念も」日本テレビ2021年3月6日)。
昭和大学・医学部の二木芳人客員教授は「新たな対策を加えた上で2週間かければ、ある程度は下がるかなと思いますが、一番大事なのは、やはり医療提供体制のひっ迫ですよね。その辺を根本的に直そうと思えば、2週間では難しいという気もします」と指摘する(「緊急事態宣言「再延長」2週間で解除するには?」テレビ朝日2021年3月6日)。
東京ディズニーリゾートの運営時間は6月まで19時終了になっている。先を見据えている。すぐにコロナが根絶するというような根拠のない楽観論に引きずられていない。
3月から4月は花見や歓送迎会などの感染拡大要因があり、4月7日までの1か月延長にした方がすっきりしただろう。延長期間を3月21日までとしたのは、25日の東京2020オリンピック聖火リレー出発までに解除させたいためだろうか。根本的には日本社会全てが公務員組織に合わせて4月を年度切り替えにすることの矛盾である。9月入学がもっと真剣に検討されても良かった。
緊急事態宣言延長では神奈川県の黒岩祐治知事が東京都の小池百合子知事の突出を批判した(「神奈川県黒岩知事、生放送で暴露した小池都知事への不信感「信頼関係、薄れます…こういうのは、ダメだ」」スポーツ報知2021年3月7日)。しかし、千葉県の森田知事は「千葉県は崖っぷち」、埼玉県の大野知事は「病床使用率40%台は極めて高い」と言っていた。小池知事と森田知事、大野知事は危機感を共有しており、同一歩調である。黒岩知事だけスタンスが異なったというだけだろう。信頼関係の問題ではなく、黒岩知事の現状認識が甘いだけである。
既に警戒感が薄れていると報道されている。女子大生(19)は「まさか、こんなに人がいるとは思わなかった。みんな意識が低くなっているのかも。やっぱり人混みは怖いと思った」と語る(「薄れる警戒感、繁華街で「密」に 首都圏の再延長決定から初の週末」共同通信2021年3月6日)。
小池知事の「現在、緊急事態宣言中であるということ、都民のみなさんはいまも続いていることを認識されているのか」は正論である(「いまも宣言中「都民は認識しているのか」 小池都知事、“宣言”の2週間延長受け会見」Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE 2021年3月6日)。
恥ずかしながら、#林田医療裁判 #ブログ の #新型コロナウイルス のカテゴリの名称がCOVIT19になっていました。 正しくは、#COVID19 です。修正しました。COVID-19はcoronavirus disease 2019(2019年に発生した新型コロナウイルス感染症)の略称です。
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