立正佼成会附属佼成病院(杉並区和田、杏林学園教育関連施設)の新型コロナウイルス(COVID-19; coronavirus disease 2019)院内感染が週刊現代2020年3月14日号の「新型コロナ「院内感染」東京・杉並佼成病院の場合」で取り上げられた。記事では「3月5日現在、再開の目処は立っていない」と書かれている。ところが、佼成病院は3月7日に、診療を9日に再開すると発表した(佼成病院 院長 甲能直幸「外来診療・新規入院再開のお知らせ」2020年3月7日)。3月9日は週刊現代2020年3月14日号の発売日である。
「再開のお知らせ」は「現状は民間病院である当院存続の危機であります」と記載する。ところが、週刊現代の取材には「まだその段階まで来ていない」と答えている。
「今回のコロナ対策として厚生労働省から医療機関向けの低金利の貸付制度があるということは把握しています。厚生労働省に問い合わせはしていますが、当病院がそれを利用するかはわかりません。正直なところ、まだその段階まで来ていないのが実情です」。
一般向けには「存続の危機」と同情を煽り、メディアには「その段階まで来ていない」と答えるのか。そうであるならば「再開のお知らせ」の「すべての情報を正確にホームページに掲載しております」も疑問が生じてくる。
Comments