東京都の2020年7月10日の新型コロナウイルス感染者数は243人。前日9日の224人を上回り、過去最多を更新した(「東京都で新たに243人の感染確認 過去最多を更新」ABEMA TIMES 2020年7月10日)。「東京から各地への波及も懸念され、小池百合子知事は不要不急な他県への移動を控えるよう都民に呼び掛けている」(「東京で新たに243人感染 1日当たりで過去最多」共同通信2020年7月10日)
割合で見れば夜の街が突出しているが、それだけではないことに注意しなければならない。9日の報告では「家庭内の感染が20人、友人や職場の同僚との飲み会を通じての感染が14人いるほか、同じ保育園で5人の園児の感染がわかったケースなどがある」(「東京都 新たに224人の感染確認 過去最多 新型コロナ」NHK 2020年7月9日)
感染者数は緊急事態宣言前よりも深刻な事態である。それにも関わらず、政府や自治体の反応は緊急事態宣言時と比べて鈍い。緊急事態宣言時との相違は感染者の大半が若年層であることである。緊急事態宣言時は高齢者が多かった。やはり日本はシルバーデモクラシーの国で若年層のことはどうでも良いのか。
岡山県岡山市内では結核の集団感染が発生した。「よく起きること」と軽い表現をする向きもあるが、適切な対応がなされなければ瞬く間に感染が拡大する病気である。今は発熱症状があっても医療機関側の都合で、まともに診察してもらえないことがある。
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