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執筆者の写真林田医療裁判

東京224人

東京都の2020年7月9日の新型コロナウイルス感染者は224人。都内の1日当たり感染者数としては4月17日の206人を上回って過去最多(古関俊樹「東京都で224人感染 過去最多」毎日新聞2020年7月9日)。


検査が増えているから感染者数が増えているだけではない。陽性率も増えている。陽性率は検査を受けた人のうち感染が確認された人の割合である。陽性率は5月中旬以降の1%前後から、6月には2%前後に上昇した。6月25日は3.1%、7月1日は4%、5日は5%と上昇が続いている。緊急事態宣言が現実味を帯びている。


感染症専門医は以下のように警告する。「緊急事態宣言発動時のような自粛ムードを一斉に解除すると、たった2週間で元の状態に戻るというシミュレーション結果もある。再流行は簡単に起こる」(「東京220人…感染症医師が警鐘「自粛ムードを一気に解除すると、2週間で元の状態」」PRESIDENT Online 2020年7月9日)。


新型コロナウイルスのパンデミックを経て、これからの世の中は今までとは違うNew Normal時代に突入したと言われている。この変化をどう見るかという視点が重要である。感染抑止後も以前の形に戻ることはない。当初は多くの人々が元に戻りたいと思っただろうが、真剣に考えてみれば元に生活が楽だった訳ではない。テレワークなどリモートファーストの生活で楽になった。自殺も減少している。従来型の経済を回すという名目で基礎疾患を持つ人々らが切り捨てられる社会はダイバーシティとは言えない。



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