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執筆者の写真林田医療裁判

佼成病院看護師のCOVID-19感染と14日ルール

更新日:2020年3月13日

立正佼成会附属佼成病院(東京都杉並区和田)では新型コロナウイルス(COVID-19; coronavirus disease 2019)感染が判明した入院患者の濃厚接触者の女性看護師も新型コロナウイルスに感染した。入院患者の感染判明は2020年2月18日である。看護師の発症は「24日夜から発熱があり」とあり、24日夜である(佼成病院 院長 甲能直幸「新型コロナウイルス感染症に関するご報告」2020年2月29日)。


「看護師は、発症時および発症後の勤務はなく」とあるため、発症前の24日まで勤務していたことになる。濃厚接触者であるのに19日から24日までは勤務していたことになる。佼成病院は14日ルールを考えていないのか。看護師は二次感染と見られるが、三次感染も懸念される。


佼成病院では小児科医の過労自殺事件が起きた。労働者に過重労働を強いる体質は変わっていないのだろうか。佼成病院は杏林学園教育関連施設になっているが、杏林大学医学部付属病院でも過重労働の問題がある。約15人の医師が過労死ラインの月80時間超の残業をしていた。しかも残業代を未払いであった(「杏林大、医師に長時間労働 労基署勧告」日本経済新聞2018年1月20日)。学校法人「杏林学園」は三鷹労働基準監督署から是正勧告と改善指導を受けた(「杏林大の医師、長時間労働 月100時間超の例も 労基署が是正勧告」朝日新聞2018年1月20日)。


佼成病院で4名の新型コロナウイルス感染者が出た時に東京都全体では39名である。東京都の感染者の一割が佼成病院で占めていることになる。




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